めまい・ふらつき外来

めまいは、比較的多くの方が経験する症状です。目にみえる症状では無いので、なかなか相談しにくい症状でもあります。当院では頭痛とともに受診人数がとても多い症状です。

めまい

めまいには、自分の周囲がぐるぐる回るような回転性のめまいと、船に乗っているような揺れを感じる浮動感・動揺感を感じるめまいがあります。

  1. ①耳の奥の平衡器官の問題(末梢性)なのか
  2. ②頭の中の何らかの原因(中枢性)によるのかを診察によって見極めることが大事です。

回転性めまい

天井がぐるぐる回転しているような感じがする。注意してみると、一方向性(左周り・右周り)に回っている。頭の中(中枢性)ではなく平衡器官(末梢性)の問題であることが多く、原因としてメニエール病・前庭神経炎・突発性難聴・慢性中耳炎などの疾患が考えられます。

非回転性のめまい

ふわふわする感じで、船に乗っているような、地震の揺れのような感じがする。小脳や脳幹の血行障害や腫瘍、起立性低血圧や循環不全などが考えられます。当院では浮遊感、めまいの客観的評価のために重心動揺計検査を用いています。以下は検査結果の一例です。

重心動揺計検査01

重心動揺計検査02

慢性めまいの原因として、持続性知覚性姿勢誘発めまい(Persistent Postural-Perceptual Dizziness, PPPD)という新たな概念が2017年に定義されました。

このPPPDは、

  1. ①浮遊感(ふわふわした感じ)、不安定感、非回転性めまいのうち一つ以上が、3ヶ月以上にわたってほとんど毎日存在し、症状は長時間(時間単位)持続し、症状の強さに増悪・軽減があり、一日の内では、時間がたつにつれ増悪する、
  2. ②立位姿勢、身体の動き、視覚刺激で増悪する

等の特徴があります。

ふらつき

ふらつきの原因は様々です。脳に疾患がある場合もあれば、足腰の筋力の衰え(フレイル)が原因の場合、上に記したPPPDの場合、生理的な加齢変化による平衡機能の低下、精神的な原因の場合などがあります。
自己判断せずに受診して、まずは原因がどのようなもの何かを調べる必要があリます。ご相談ください。

院長からのメッセージ

当院では、続くふらつきやPPPD、精神的ストレスで起きている場合の方などが多く通われています。めまいやふらつきは、検査で異常が認められず明確な診断名がつかない事は決して少なくありません。でもそれは、深刻な病気では無いという喜ばしいことであり、また治療法が無いということでもありません。すぐ治る場合も少々根気がいる場合もありますが、対処の方法はあります。

診療にかかる費用の目安

診察と処方 一割負担の方 およそ1,400円
三割負担の方 およそ4,200円
診察とMRI検査施設への
紹介及び処方
一割負担の方 およそ1,700円
三割負担の方 およそ4,900円
  • (院外処方ですので、お薬代は別です)
  • 検査や処置の内容によって多少前後しますのでご了承ください。

よくある質問

  • Q 他の病院でめまいの原因は精神的なものだと言われてしまいました。精神的な原因でめまいが起きることってあるのでしょうか?
  • A あります。過度な緊張が続いていたり、ストレスが強いときなどに起きることがあります。そういった場合、当院では漢方薬などで治療をすることが多いです。

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    • 第2〜5水曜午後・日曜祝日休診

めまい外来
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