糖尿病性神経障害・神経障害性疼痛症外来
糖尿病性神経障害とは
糖尿病の三大合併症のうち、最も早期に出現してくるのが、糖尿病性神経障害です。当院では末梢神経伝導速度検査により診断を確定することが可能です。
神経障害は、網膜症や腎症と同様に高血糖が持続することにより神経が変性したり、神経を栄養する毛細血管の障害で血流が低下することなどで生じてきます。
特徴は、まず長い神経の末梢の感覚神経から障害が現れてきます。すなわち、手や足の先から、そして左右対称に出現してくるのが特徴です。例えば、手や足の指先がじんじんしたり、しびれや痛み、灼熱感を感じたり、虫が這っているような知覚異常としてみられます。
これら末梢神経障害のために、怪我をしたり炬燵などで火傷をしても気付くのが遅れ、そこが化膿して壊疽を起こしてしまう重大な合併症を招くこともあります。
糖尿病を患っている方は多く、神経障害も合併している方は少なくありません。
にも関わらず、その存在を知らなかったり、つらいのにちゃんとした治療を受けていない方が比較的多い印象です。
神経障害性疼痛
最近、テレビのコマーシャルが行われるようになり、問い合わせが多くなりました。一般的に痛みは以下のような種類があり、原因によって症状も治療も異なります。
神経が障害されることで起こる痛み(神経障害性疼痛)
何らかの原因により神経が障害され、それによって起こる痛みを「神経障害性疼痛」といいます。 帯状疱疹が治った後の長びく痛みや、糖尿病の合併症に伴う痛みやしびれ、坐骨神経痛、また脳卒中や脊髄損傷による痛みなどがあります。傷や炎症などが見えないにもかかわらず痛みがある場合には、神経が原因となっていることがあります。
原因を明らかにするとともに、痛みを少しでも軽減すべく薬物治療を行います。
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